ドライバー視点の先進的な車載機器開発を支援

  • TOBII
  • 5 分

A heat map is used to show the view around the cockpit of a car.

車載機器開発でこんな課題はありませんか?

ドライバーの運転行動を客観的なデータで取得したい自動運転やコネクティッド技術が進展し、車載機器に求められる要求も多様化、高度化しています。車速やシフト位置、進行案内などの情報をフロントウィンド下面に映し出すヘッドアップディスプレイ(HUD)。カメラや赤外線式近接センサーで手の動きを認識し、タッチの必要がないジェスチャーによる操作の実現。
こうした最新の車載機器開発のために、ドライバーの運転行動を言葉で発せられるような主観的なデータではなく、数値化された客観的なデータを取得することが求められています。「誤操作を防止したい」「操作を簡易化したい」「ユーザー起点の設計・デザインにしたい」といった課題を抱えている企業様からのご相談が年々増えています。

今しなければならないことは何か?
「『認知・判断・操作』の定量化」

危険を通知するADAS(先進運転支援システム)や、HUD等の新しい表示デバイス、自動運転時の空間と時間を有意義なものにかえるインフォテインメントなど、車内空間はCASE(Connected、Autonomous、Shared & Services、Electric)化によって、現在のものとは異なったものになっていくでしょう。

しかし、これまでは、システム評価に必要な運転情報の取得においては、ドライバーの運転行動の「認知・判断・操作」のうち、「操作」のあとに得られる走行時の加速やアクセル操作などの車両情報しか得ることができませんでした。そこで有効になるのが、「認知」段階のドライバーの視線データです。視線データを抽出し、分析することで、新しいシステムがドライバーにとって安全なものか、理解されやすいものかユーザー目線で評価することが可能になるのです。

アイトラッキング(視線検知・視線検出)はなぜ優れているのか?
「運転行動の『認知・判断・操作』の定量化が可能に」

視線検知により、ドライバーの注視点を可視化・数値化することで、「認知」段階のドライバーの視線データを取得することができます。加えて、視線動画を見ながらのインタビューや生体データ(心拍、脳波、表情、唾液、発汗、体温等)を取得することで、「判断」段階のドライバーの状態を定量化。そして、CANデータからの操作ログやモーションキャプチャーからドライバーの「操作」段階の動作を数値化できます。ドライバーは「どこを見ていたのか」「なぜ見たのか」「そのときどう感じていたか」、無意識の中にあった行動とそれに伴うドライバーの状態なども浮かび上がらせることができるようになるのです。

Woman driving a car

トビー・テクノロジーだからできることとは?
「生体複合計測で行動・嗜好を定量的に評価」

トビー・テクノロジーは、アイトラッキング世界シェアNo.1として、様々な生体計測機器のメーカーとパートナーシップを結んでおり、視線だけではなく、心拍、脳波、発汗などの生体計測機器をまとめて提供が可能です。計測する環境によって、どの生体計測機器が最適なのかなどのご相談もお受けしています。他生体計測との複合計測の実績も増えてきており、それにより人の状態(感情、集中、眠気、興味)を定量的に捉えることが可能になります。機材の提供だけでなく、生体複合計測の調査設計から分析まで、ワンストップで提供。ヒューマンインタフェースやユーザーインターフェースなどの評価や、デザイン・乗り心地・快適性など個人の感性・感応評価にも活用できます。

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