視線をもとに点検・巡視のコツを若手に伝える

  • TOBII
  • 5 分

A man is patrolling the plant.

点検/巡視でこんな課題はありませんか?
「熟練者の持つノウハウを効果的に若手に学ばせたい」

設備点検や巡視などでは、設備の異常報告が熟練者に偏っているということがよくあります。もちろん、熟練者に比べ若手の場合は、慣れていないために見落としが起きがちで、異常に気づきにくいというのは当然です。しかし、そのままにしておけば、高齢化した熟練者が退職期を迎え、熟練者の持つノウハウが同時に失われてしまいます。

異常の報告が多い熟練者と、報告が少ない若手はどこが違うのか。どのような見かたをすれば、見落としが減らせるのか。熟練者の目の付けどころをいかに若手に学ばせるかは、設備点検やメンテナンスだけでなく、土木・建築現場でのパトロールなどでも、安全面や作業の効率という面からも重要な課題になっています。

今しなければならないことは何か?
「熟練者の視線動画などを資料とし、新人教育に活かす」

設備点検や巡視でのバラつきの原因は、熟練者と非熟練者の見る箇所、見る順番、見る方法、見る理由など、様々な要素が絡んでいます。そこで大切なことは、熟練者と非熟練者の点検方法の違いを明らかにし、異常の検出率が高い熟練者の目の付けどころなど技能を若手の作業員に学ばせることにあります。

しかし、実際の設備点検や巡視などでは、正しい見かたができているか確認が難しく、加えて熟練者はノウハウが体に染みついていても、それを言語化して伝えるのが苦手ということがあります。そこで有効なのが、熟練者の視線抽出し、新人教育に活かすことです。

アイトラッキングはなぜ優れているのか?
「作業中の見方や背景(理由)を明らかにすることで、教育に活用することができる」

アイトラッキングによる視線動画により、点検の様子などをリアルタイムに確認できます。点検の際の視線を確認することで、熟練者と非熟練者の視線の違いが明確になり、熟練者の点検の正しい見かたなどを伝えることが容易になります。加えて、そのような見かたをするに至った経験や知識を言語化することで、これまでのOJTでは教えきれなかったコツを伝えることができるようになります。
視線動画や解析で得られた視線の順序や注視時間等を活用して、充実した内容のマニュアル作成ができます。これまで言語化できなかった長年の経験から導き出したノウハウの共有が実現できます。

Two workers are inspecting equipment installed outside the power plant.

トビー・テクノロジーだからできることとは?
「視線動画やインタビューをもとにノウハウを分析、改善アクションにつなげます

トビー・テクノロジーでは、ハードウェアやソフトウェアの提供だけでなく、技能分析まで行っています。視線を計測し、定量的に分析することはもちろん、視線動画を見ながらインタビューを行い、なぜその時そうしたのか等を言語的に引き出し、分析します。熟練者が普段行っていること、本人も意識していなかった行動の背景にある判断理由などを明らかできます。

お客様は分析結果をもとに、若手に教えるべき内容の優先順位に沿った段階的な教育や、充実したマニュアルの作成が可能です。熟練者の技能が現場に反映されることで、設備点検における報告の改善や作業効率の向上、そして巡視における安全パトロールの改善などに繋げていくことができるようになります。

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