点検・巡視でこんな課題はありませんか?
「設備や巡視の異常報告が人によって偏りがある」
設備点検や巡視などでは、設備の異常報告が熟練者に偏っているということがよくあります。また、同じ標準書・手順に則り同じように点検や巡視をしていても、人によりバラつきが生じることがあります。点検時間なども人によってマチマチになれば、一人当たりの労働生産性や、全体的な効率化の妨げになってしまいます。
化学メーカーではプラントなどの設備の停止は、大きな損害につながりかねません。問題が起こる前に予兆を見極め、対処をする。予知保全という観点からも、日々の設備点検や巡視の中で、いかに見落としを減らし、一人ひとりの技能を高めていくかが企業にとっての悩みになっています。
今しなければならないことは何か?
「熟練者が異常を発見できる、その“理由”を明らかにする」
設備点検や巡視でのバラつきの原因は、熟練者と非熟練者の見る箇所、見る順番、見る方法、見る理由など、様々な要素が絡んでいます。そこで大切なことは、熟練者と非熟練者の点検方法の違いを見つけ、異常の検出率が高い熟練者の技能を非熟練者に伝え、熟練者の目の付けどころを若手の作業員に学ばせることにあります。
しかし、実際の設備点検や巡視などでは、正しい見方ができているか確認が難しく、加えて熟練者はノウハウが体に染みついていても、それを言語化して伝えるのが苦手ということがあります。そこで有効なのが、熟練者の見方を可視化し、そこから得られた視線動画などを資料として、新人教育に活かすことです。
アイトラッキングはなぜ優れているのか?
「具体的に必要な行動とそれに裏打ちされていた知識を言語化」
メンテナンスの際の視線を確認することで、熟練者と非熟練者の視線の違いが明確になり、熟練者の点検のコツや正しい見方などを伝えることが容易になります。ここで重要なことは、熟練者の行動には必ずその背景となる「経験・理論といった知識」があるということです。視線動画を見ながら、インタビューを行うことで、「なぜ見たのか」「そのとき何を考えていたのか」、具体的に必要な行動とそれに裏打ちされていた知識まで聞き出せます。
こうした結果を設備点検や巡視に活かすことで、見落としをなくし、異常の発見率を高め、生産性の向上につなげていくことができるのです。
トビー・テクノロジーだからできることとは?
「課題抽出から調査設計、レポートまでワンストップでお手伝い」
アイトラッキングを用いることで、非熟練者は、熟練者の作業中の目の動かし方を視覚的に学ぶことができます。逆に非熟練者がアイトラッキングを用いて点検を行えば、熟練者は非熟練者が正しく理解しているかを視覚的に確認でき、その際に、なぜそのような行動が必要なのか、その背景となった理由や、これまでの経験から得た自分のノウハウを加えてアドバイスすることが可能です。
トビー・テクノロジーでは、どのように課題解決に取り組めばいいのか、課題抽出から調査設計、レポートまでワンストップでお手伝いしています。実際に調査結果を手順書や教材に反映させ教育期間の短縮や教育レベルの向上につなげている企業様が多くいます。