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熟練者の技能を明らかにし、教育の質やスピードを向上させます。

目視検査/外観検査でこんな課題はありませんか?
「人により技能のバラつきがあり、教育に時間がかかる

国際的な競争にさらされている製造業の現場では、よりスピーディーにより高い品質のものをより低コストに提供するために、AIやIoTなどのIT技術を積極的に取り入れた工場の変革、DXが進展しています。こうした中で課題となっているのが、従業員の生産性の向上とそのための教育です。

特に、目視検査においては、同じ製品を同じように検査しているはずなのに、人によって不良を発見できる検査員と見落としがある検査員がいるなど、技能のバラつきが生じてしまうということがあります。また、作業や習熟のスピードに差があり、熟練検査員の知識や経験を言語化するのが困難で、教育に時間がかかるといった課題もあります。

今しなければならないことは何か?
「熟練検査員と経験が浅い検査員との違いを理解する」

目視検査の場合、不良見落としがあった際に、そもそも見落としの原因は何なのか、どう指導すれば見落としがなくなるのか方法がわからないということがあります。また、その習熟度も、不良を見つけた、見つけないという結果でしか判定できません。一方、現場では手順化が難しい都度の判断を求められる技能が多く、熟練者ならではのカンやコツとして感覚的、属人的になっており、知識や経験を正確に伝えることができず、効率よく指導ができないという現状があります。

こうしたことを解決するためには、これまで説明できていなかった熟練技能を明らかにし、形式化・言語化・データ化し、社内で蓄積していく必要があります。

アイトラッキングはなぜ優れているのか?
「視線の共通点や違い、その背景を比較し、課題の改善や教育につなげることができる」

アイトラッキングにより熟練検査員の技能を抽出。不良を正確に発見できる検査員は、製品のどの箇所を、どういう順番で、どのようにハンドリングしながら見ているのか。また、なぜそのような見方をするのかといった共通点があります。若手検査員の視線と比較すると見かたの違いが明らかになります。

加えて、そのような見方をするに至った経験や知識を言語的に抽出することで、より具体的になり、なぜそうしなければいけないのかが明確になります。具体的に必要な行動とそれに裏打ちされていた知識が客観的に示され、教育改善に繋がり、習熟期間を2分の1に短縮できるなど、教育コストの削減にも寄与します。

トビー・テクノロジーだからできることとは?
「アイトラッキング調査をもとに、インタビューを加え、意図や理由まで明らかにします

熟練するほど、「無駄なく能率的な行動(=合理的な行動)」を取るようになります。アイトラッキングにより熟練検査員の視線を明らかにすることができ、熟練者の見かたを学ぶことができます。重要なことは、熟練者の行動には必ずその背景となる「経験・理論といった知識」があるということです。教育には、「行動」と「知識」の両方を伝える必要があります。そこで有効なのが、アイトラッキングによる視線動画を見せながらのインタビューです。そのとき、どこを見て、どういう判断をして、そのような操作をしたのか。自らの視線リプレイを振り返ることで、これまでの経験の中で培われたカン・コツといった言語化できなかった技能が抽出でき、より具体的な技能伝承につながるのです。