特殊車両の事故防止、運転技能向上にアイトラッキングが活躍

  • TOBII
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Several special vehicles are working.

安全や運転技能の向上でこんな課題はありませんか?
「重機・特殊車両運転の事故を減らしたい」

物流倉庫や土木・建築などの現場では、フォークリフトやクレーン、ショベル、ロードローラーなどの重機・特殊車両を使うことが多くあります。現場ではちょっとした運転ミスや不注意が事故につながることがあり、事故防止や安全性の向上が大きな課題になっています。
しかし、運転技能の獲得には時間がかかり、現場では教育の機会をなかなか取れないのが現状です。そのために、いかに効率的な教育体制を作るか。若手でも高品質な作業ができるような体制を作るか。そして、熟練者の技能をいかに若手に伝えていくか。現場では様々な悩みを抱えています。

今しなければならないことは何か?
「熟練者と非熟練者の運転中の違いを明らかにし、原因を洗い出す」

多くの企業で、重機・特殊車両における様々な運転課題を抱えている背景には、熟練者と若手に差があり改善したいが、そもそも何が原因かわかっていない。例えば、新人が安全確認をどれくらいできているのか、などを客観的に評価できていないということがあります。

事故が問題となる運転であれば、事故経験のない熟練者と事故歴のある非熟練者や、事故歴のない熟練者同士を比較し、それぞれがどこを見ているのか、どのように見ているのか把握することがポイントになります。熟練の技能を明らかにするとともに、事故を起こしやすい人とそうでない人の運転中の違いを明らかにし、その原因を洗い出すことで、事故防止や運転技能の向上につなげていくことができます。

A man is driving a forklift in a warehouse.

アイトラッキングはなぜ優れているのか?
「熟練者のカンやコツを可視化し、教育に活かせる」

アイトラッキングを活用することで、運転者がどこをどのように、どういった順番で見ているのかを明らかにすることができます。
例えば、フォークリフトの運転では、熟練作業者は作業中にトラックの荷台だけでなく、周辺で作業をしている人がいた場合、その人の顔を見てアイコンタクトを取ろうとしていました。一方で、若手作業者は人の存在は認識していたものの、顔に視線がいくことがなかったという違いが明らかになりました。周囲の作業員と目が合うかを確認し、目があえばお互いの存在に気づいていることがわかり、衝突などの事故を未然に防げます。アイトラッキングを活用することで、熟練者の行動だけでなく、その背景にあるカンやコツなどの経験・理論まで明らかにすることも可能です。

A man driving a gantry crane.

トビー・テクノロジーだからできることとは?
「調査・分析サービスを活用することでそのまま教育に活かせます」

視線を追うことで、いつどこで何を見ているか、作業者による違いは何か、熟練者の共通点は何かが見えてきます。加えて、課題解決で重要なことは、そのとき何を考えてそのような行動をしたのか。行動とその裏付けとなる知識を得ることです。例えば、視線動画を見せながらのインタビューをすると、。動画を交えることで、動画なしでのインタビューでは得ることができない意図や理由などが言語化でき、言語量も圧倒的に増加します。

調査設計から視線・生体データの取得、それらをもとにしたインタビューの実施、そして数値データ分析、レポートまで、トビー・テクノロジーの調査・分析サービスを活用することで、調査後そのまま教育に活かすことができるようになります。

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