Train conductor in Japan

事例

更なる安全・安定輸送実現のために

西日本旅客鉄道株式会社 様

カテゴリー詳細

  • 執筆者

    Tobii

  • 読了時間

    3分

西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)様では若手車掌への教育のためにアイトラッキングをご活用いただきました。

背景

背景

車掌は乗客の安全確保に責任を負っており、ホーム上の確認すべき部分を若手車掌に具体的に教育する必要があります。
しかし、駅停車中のドア扱い時、熟練車掌が見ている部分を視覚的に共有することは難しく、口頭での指導が多くなっていました。

Eye tracking study at JR West

調査結果

アイトラッキング分析の結果、ベテラン車掌は、ドアを閉める瞬間、ホームと確認用モニターに交互に視線を送り、両方を確実に目視しているのに対し、若手車掌は、視線の多くをホームに向けていて、確認用モニターを見たのは一瞬だけでした。
また、ベテラン車掌は、ホーム、確認用モニターともにより奥の方を見ていたのに対し、若手車掌は手前を見る傾向にありました。

教育への活用

  1. 京阪神エリア全車掌への映像教育
    解析した結果を基に、視線映像や数値を使用した教育資料を作成し、安全教育に活用。
  2. 新任車掌養成時の教育
    車掌になる際の養成場面において、実際に視線移動を撮影し、その場で確認する。自身の視線移動を映像で確認することで、ドア扱い時の視線移動や注意配分に関しての振り返りに使用する。

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    Tobii

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