災害/事故に繋がるヒューマンエラーを防ぐために

  • TOBII
  • 5 分

Faulty equipment inspection

ヒューマンエラーでこんな課題はありませんか?
「ヒューマンエラーによる怪我、事故、ミスを削減したい」

人為的ミス、いわゆるヒューマンエラーは、労働災害の最も大きな要因の一つです。ヒューマンエラーは、ときに重大な事故を引き起こし、多大な損失を招くこともあります。このような重大な災害や事故までに至らなくても、それに直結してもおかしくない一歩手前のヒヤリハットと言われるような事例は、どこの職場でも日々起きているのが現状です。

労働災害における経験則として有名な「ハインリッヒの法則」では、1件の重大事故の背後には、29件の軽微な事故が隠れており、さらにその背後には300件のヒヤリハットが隠れていると言われています。製造業や建設業をはじめ、様々な現場では、重大な事故につながらないように、いかにこのヒューマンエラーを防ぐかが大きな悩みになっています。

今しなければならないことは何か?
「ヒューマンエラーの原因をしっかり調査し、改善する」

人間は、ミスをする動物です。人間が作業をしている限り、ヒューマンエラーはどこでもでも起こる可能性があります。一口にヒューマンエラーと言っても、原因は複雑です。最も多いのが「うっかり型」です。手順などを正しく記憶していなかったり、見逃したり、聞き逃したりする。また、今どんな状況か、次に何をすればいいのか判断を間違えたり、方法や手順を覚えてはいても違う行動をしてしまったりするということもあります。

取り返しのつかない重大な事故を防ぐには、軽微なミスを見逃さないことが大切です。どのような工程でヒューマンエラーが出やすいのか。また、なぜヒューマンエラーは起きたのか。その原因をしっかりと調査し、改善することで事故を防ぐことができるのです。

アイトラッキング(視線追跡・視線計測)はなぜ優れているのか?
「データからヒューマンエラーを予測するために」

アイトラッキングにより視線のデータを取得することで、事故経験のない熟練者と事故歴のある非熟練者を比較し、データ分析からヒューマンエラーの予測につなげることができます。加えて、そのような行動をするに至った経験や知識を言語化することで、なぜそうしなければいけないのかが明確になります。

例えば、フォークリフトの天井部分と自動シャッターの接触事故では、熟練作業者はセンサーが反応してシャッター扉が実際に上がるのを目視してからフォークリフトで進入していたのに対し、若手作業者はセンサーランプが青に変わったタイミングで進入を開始していたことがわかり、接触事故防止につなげることができました。

東京海上日動火災保険様の事例はこちら

A man is driving a forklift in a warehouse.

トビー・テクノロジーだからできることとは?
「ヒューマンエラーを防ぐためのモデル構築をお手伝いします」

トビー・テクノロジーでは、調査設計、実施、分析までのサービスをトータルで提供しています。作業者の経験や特性に関する視線情報に加え、動作、脳計測、発汗、心拍数、圧力など他の生体計測データを取得して、複合的に分析することも可能です。

ヒューマンエラーの原因は、知識やスキルの不足、思い違い、不注意など様々です。これを防ぐには、日頃からの作業員の意識の徹底を図るとともに、熟練者のカンやコツといった技能や背景にある経験や理論といった知識を伝えるための教育の仕組みやマニュアルを整備するなどの対策が求められます。

トビー・テクノロジーでは、現場でのヒューマンエラーを防ぐためのモデル構築をお手伝いしています。

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