新しい指標:まばたき
Tobii ProスペクトラムおよびTobii Proフュージョン*と最新バージョンのTobii Proラボを使用すると、開眼度データをもとに正確なまばたきの検出が可能になります。従来のTobiiのアイトラッカーでは、瞳孔を検出できない時間や瞳孔径サイズをもとにまばたきを推定していました。しかし、この方法は間接的であり、実際にまぶたの動きを測定していないため、振幅や速度、持続時間といった詳細なデータの取得はできませんでした。 新しい機能では、上まぶたと下まぶたの距離を測定する開眼度データを使用しているため、まばたきを正確に判別し、振幅、速度、持続時間といった詳細なデータも取得できます。これまで様々な分野から多くのご要望が寄せられていた「まばたきの検出」が可能になったことで、幅広い分野での研究の発展が期待できます。
※Tobii Proフュージョンは120Hz/60Hzでの対応となります。250Hzの機材をご使用の場合は、レコーディング前に120Hz/60Hzに設定していただくとまばたきの検出が可能になります。また、Tobii Pro スパーク、Tobii Pro グラス 3 には対応していません。
まばたきと開眼度に関する紹介動画はこちらから
新規および改善されたビジュアライゼーション機能:
オパシティマップ 実験参加者が何を見ていたかを分かりやすく表示します。
グループ毎のデータ表示 この新機能では、設定した実験参加者の属性毎にフィルタリングして簡単に表示することができます。グループ間の視線パターンの違いを視覚化するのに最適です。
AOIレイヤー AOIとヒートマップなどのビジュアライゼーションが一緒に表示されるようになりました。
スタックインターバルモード ビジュアライゼーションのデータ表示に関する設定をアップデートしました。 レコーディング時に複数回表示された刺激がある場合、その表示間隔をつめて表示することができるようになりました。
レコーディングの見つけやすさ向上 選択した属性に該当するレコーディングのみを表示できるようになりました。