Stiftlung Lesen Case study

事例

アイトラッキングで、読書習慣を評価する

カテゴリー詳細

  • 執筆者

    Tobii

  • 読了時間

    3分

ドイツでは、800万人近くが読書で苦労しています。読み書きの能力を高めることを目的とする代表的機関の一つ、Stiftung Lesen(ドイツ読書財団)は、その状況を変えたいと考えています。その活動の一環で、Stiftung Lesenは、若者及び成人の行動と読書習慣に関する研究を実施しています。  

課題

組織は、若年成人が日常生活において、読む、書く、メディア使用、オンラインメディアへの積極的な参加などを含め、書き言葉をどう使っているかを理解したいと考えていました。この目的は、読書行動やメディア消費の分野において、新たな調査方法を探ることを可能にすることです。研究者が抱えていた主要な課題は、いつ、どこで、どのようにして、参加者が文書を消費し、自ら文書でコミュニケーションするのか、この中でメディアがどのような役割を果たしているのか、また他人とのコミュニケーションにおいて、メディアがどんな役割を果たしているのかということでした。 

The use of eye tracking opens up the possibility to measure authentic behavior from the point of view of the subject.
Dr. Simone C. Ehmig, Leader of Stiftung Lesen’s Institue for Reading and Media Research

方法

Stiftung Lesenは、Tobii Proの調査コンサルティング部門であるTobii Insightと協力して、18歳から24歳までの人々の読み書き行動に関する予備研究を実施しました。参加者には、テレビを見る、読書する、スマートフォンを使用する、友人と会うなどの通常の活動を続けながら、2日間にわたり、可能な限りグラス型のアイトラッキングを着用するよう依頼しました。 分析用に、合計28時間の動画が記録されました。 

結果

データを分析し、結果を読む、書く、メディア使用、オンラインメディアへの積極的参加などのカテゴリーに分類しました。電話、タブレット、コンピュータ、テレビ、印刷物、屋外の広告、道路標識などの様々なメディア形式に対する対象者の注意の全体像を示すために、高度な統計データも抽出しました。 

このデータを携えて、Tobii ProとStiftung Lesenは、様々な角度から、視線のビデオ映像に学生が解釈を加え、考察するという、一連のワークショップを開催しました。討論の結果、今後調査すべき複数の仮説が立てられました。 

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  • 執筆者

    Tobii

  • 読了時間

    3分