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眼球運動と疾患の関連について
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アイトラッキングで調査した 眼球運動と疾患の関連について
先日公開した「神経学・精神医学研究に関するホワイトペーパー」から、興味深い研究論文を3本ご紹介します。
1)ASD幼児と健常の幼児の認知特性の差を明らかにするために、母親語(Motherese)への注意を比較するという手法を用いた研究。
Pierce, K., Wen, T. H., Zahiri, J., Andreason, C., Courchesne, E., Barnes, C. C., ... & Cheng, A. (2023). Level of attention to motherese speech as an early marker of autism spectrum disorder. JAMA network open, 6(2), e2255125-e2255125.
2)軽度認知障害(MCI)であるかを予測する機械学習モデルを提案するために、プロサッカード/アンチサッカード課題やGo/No go課題といった手法を用い、その際の視線を取得した研究。
Opwonya, J., Ku, B., Lee, K. H., Kim, J. I., & Kim, J. U. (2023). Eye movement changes as an indicator of mild cognitive impairment. Frontiers in Neuroscience, 17, 1171417.
3)抑うつ症状の有無による注意の偏りを検証するために、ポジティブ/ネガティブ/中立な画像に対する視線を比較するという手法を用いた研究。
Tang, W., Bao, C., Xu, L., Zhu, J., Feng, W., Zhang, W., ... & He, J. (2019). Depressive symptoms in late pregnancy disrupt attentional processing of negative–positive emotion: an eye-movement study. Frontiers in Psychiatry, 10, 780.
上記3本が記載されているホワイトペーパー「神経学・精神医学研究に関するホワイトペーパー」をご覧になりたい方は、ぜひダウンロードください。
様々な疾患において眼球運動がどのような手がかりとなるかなど
神経疾患や精神疾患の研究にアイトラッキングを取り入れた研究例を紹介しています。
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