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研究/調査/レポート
学術研究
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医学や心理学の領域でもアイトラッキングが幅広く活用されており、多くの研究や実験が、世界各国で展開されています。そこから新たな知見が次々と見出されており、論文も多数発表されています。
最近では、トビーのアイトラッカーにEye openness(開眼度)の機能が新しく追加されたことから、その開眼度データを使った研究も盛んに行われており、様々な論文が発表されています。
今回はその中から開眼度を使ったデータや瞳孔径にフォーカスした4つの論文をご紹介します。ぜひ論文をご覧になってみてください。
1)精神的注意力を必要とするタスクの段階的変化と眼球球運動の関係についての研究。
Bachurina, V., & Arsalidou, M. (2022). Multiple levels of mental attentional demand modulate peak saccade velocity and blink rate. Heliyon, 8(1).
2)猿を用いて、瞬きとサッカード眼球運動の関係を定量化した研究。
Goossens, H. h. l. m., & Van Opstal, A. J. (2000). Blink-Perturbed Saccades in Monkey. I. Behavioral Analysis. Journal of Neurophysiology, 83(6), 3411–3429.
3)眼球運動の測定により、ハンチントン病の発症前段階を高い精度で判別する研究。
Miranda, Â., Lavrador, R., Júlio, F., Januário, C., Castelo-Branco, M., & Caetano, G. (2016). Classification of Huntington’s disease stage with support vector machines: A study on oculomotor performance. Behavior Research Methods, 48(4), 1667–1677.
4)瞳孔の反応を促進する要因を5つに分類。その中で、瞳孔反応と高レベルの認知プロセスがいかに関連するかを示したレビュー。
Strauch, C., Wang, C.-A., Einhäuser, W., Stigchel, S. V. der, & Naber, M. (2022). Pupillometry as an integrated readout of distinct attentional networks. Trends in Neurosciences, 0(0).
瞼の動きを捉えることでアイトラッキングデータの品質が向上し、心理学、神経科学、臨床研究の発展につながります。
想定される研究にどの機材が適しているのかご提案させて頂きますので、お気軽にご相談下さい。
眼球がどのように動き、どんな情報を視界から得て、脳や心理に影響を及ぼすのか。アイトラッキングは脳波との組み合わせも可能なので、より深い分析・幅広い研究が可能です。
眼球疾患、自閉症スペクトラム障害(ASD)、ADHDや、パーキンソン病などの精神・神経疾患の研究に使用されはじめています。
機材やサービスについてご不明点があれば、
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