Tobii IS5XT integration platform
Tobii IS5XT Integration platform

開発中のプロジェクトを製品化

Tobii IS5XT Integration Platformは250Hzで動作し、これまでで最も高速で高精度なアイトラッキングの統合プラットフォームです。その高性能トラッキングと小さなフォームファクタは、これまで不可能だった問題を解決する新しい製品の設計に最適で、開発中のプロジェクトを実用的な製品に変えることができます。

概要

高速アイトラッキング総合プラットフォーム

Tobii IS5XTは、非常に詳細な目の動き眼球運動を利用した特別なソリューションやデバイスの連携を構築実現するためのプラットフォームを提供します。両眼を個別に追跡し、サッカードなどの小さな固視運動や、瞳孔の大きさや視線位置の微小な変化を検出するのに必要な精度を提供します。全トビーTobii製品とともに、IS5XTの堅牢ロバストネスなトラッキング機能は簡単に使用することができるため、静止したり、頭の位置を固定したりする必要がなく、ユーザは自然な状態で使用することができます。人が製品の前に快適に座ることができます。

以下を含むデータストリームを配信します。

  • タイムスタンプ

  • 視線の原点 - 左右の眼を分離してフィルタリングしない

  • 注視点2Dおよび3D - 左右の眼を分離してフィルタリングしない

  • 瞳孔の直径 - 左右の眼を分離してフィルタリングしない

  • 眼の位置

部品・構成

構成部品

Tobii IS5XT components

1. 暗瞳孔照度モジュール 波長850nmの近赤外線を照射し、デュアルイルミネーターで高いイメージ周波数をサポートします。

2. デュアルアイセンサーモジュール Tobiiが設計した高感度高解像度カメラとセンサーは250Hzのトラッキング能力に最適化されています。デュアルイルミネーター搭載のNIRイルミネーターを含みます。

3. 明瞳孔照度モジュール 波長850nmの近赤外線を照射し、デュアルイルミネーターで高いイメージ周波数をサポートします

4. Tobii EyeChipTM ASIC トリプルコアの高度なアイトラッキングアルゴリズムにより、処理と照度の制御を行い、ホストCPUの負荷を最小限に抑えます。

IS5XTを使ったシステム開発

Tobii IS5XTは、開発向けに設計されており、プロジェクトを研究室開発から製品化へと移行させるのに役立ちます。このプラットフォームは、他のトビーTobii製品で収集した研究データを活用し、Tobii IS5XTをプロトタイプに組み込み、テストすることを可能にします。同じデータ性能を得ることができるので、スケーラブルな商業実用化への道を容易にします。

IS5XT Integration Platformは、アイトラッキングデータを活用した新しいアプリケーションの作成を容易にするためのプラットフォーム開発キット(PDK)が付属しています。Tobii Stream Engine APIは、すべてのTobii製品に共通するクロスプラットフォームAPIです。PDKには、IS5XTプラットフォームとの通信を行うランタイムコンポーネントと、開発のスタートアップに役立つサンプルコードが含まれています。

Tobii IS5XTは以下のものに簡単に実装できます。

  • シミュレーター、モニタリング装置

  • オーダーメイドの専用デバイスや装置

  • 3Dディスプレイ

  • ポータブルソリューション

特徴

IS5XTの特徴

Tobii IS5XT components
Tobii IS5XT components
Tobii IS5XT components

世の中になかった製品を開発するために

Tobii IS5XT Integration Platformは、サンプリングレート250Hzの高速アイトラッキングをコンパクトなフォームファクタで実現した、これまでにないプラットフォームです。リアルタイムで高精度なデータを提供することで、今まで実現できなかった、自然な動きで快適な新製品を作るための基礎となるものです。

Tobiiのソリューションは、サンプリング周波数の全領域を提供するため、研究やシステム全体のアーキテクチャを活用して、複数の商品を作ることが可能です。クロスプラットフォームAPIを使用した開発により、ハイエンドシステム、ミッドレンジソリューション、ポータブルデバイスに対応した互換性のあるアプリケーションを構築することができます。

使用方法

仕組み

How eye tracking works illustration

  1. イルミネーションモジュールから発生する近赤外線は、対象者の眼にグリントと呼ばれる反射点を形成します。

  2. あらかじめ設定された順序で、2つのカメラがグリントを有する暗瞳孔と明瞳孔の画像を撮影します。

  3. Tobii EyeCore™ は、機械学習と画像・デジタル信号処理により、視線と瞳孔径を含む高度なデータポイントのストリームをそれぞれの眼に分けて生成します。

ユーザーの眼の動きや位置、検知に関するデータを組み合わせることで、以下のような機能やアプリケーションの開発が可能になります。

  • 特定の病状の診断および治療

  • 人間行動のモニタリング

  • 視線入力によるデバイスのインタラクション

  • リソースの最適化

  • トレーニングと技能伝承

ダウンロード

ダウンロード

活用領域

Doctors performing surgery
Healthcare technology

ヘルスケアテクノロジー

アイトラッキング技術は、パーキンソン病やアルツハイマー病など、人生を左右する可能性のある病気の早期診断に役立ちます。また、特定の疾患や障害に対する長期的な治療やセラピーにも役立ちます。

さらに詳しく
Woman looking at CT scans
学術研究

臨床研究

臨床研究の領域でも、アイトラッキングの活用例が増えています。眼球疾患や自閉症スペクトラム障害(ASD)、ADHD、パーキンソン病などの精神・神経疾患の研究に使用されています。

さらに詳しく

お問い合わせ

IS5XTのお問い合わせはこちら。 お急ぎの場合は、03-6420-3990までご連絡ください。