検品の精度も上がって効率も上がった。育成には非常にアイトラッキングは有効。株式会社デンソー 西尾製作所 インジェクタ製造部 工場長 籠尾 享様
事例
期間従業員の教育期間を半分に短縮
株式会社デンソー 様
カテゴリー詳細
執筆者
Tobii
読了時間
5分
教育期間を短縮するため、ベテラン検査員にアイトラッキンググラスを装着してもらい、通常通りの目視検査を行いました。アイトラッキングのデータから、ベテラン検査員と経験が浅い検査員の視線パターンの違い明らかになり、教育期間の短縮と、教育の質も高めることができました。
背景
期間従業員が多く、人が頻繁に入れ替わるため、早急に製品の正確かつ高速な検査を習得してもらう必要がありました。
調査手法
ベテラン検査員と経験が浅い検査員の視線をトビーのアイトラッキンググラスを用いて計測し、違いを抽出しました。
調査結果
検品では、2つの部品を同時に見ます。ベテランは数字の「2」を描くように、ポイントを絞って、規則的に見ることで、異変に気付きやすくなります。一方、経験が浅い従業員は、視線が部品の様々な箇所にばらつくように動き、安定していませんでした。
教育への活用
ヒアリングを含むアイトラッキング調査をもとにベテランの技能を標準化し「外観検査手順書」へ反映しました。
現在、新人検査員に対して、必ずアイトラッキングを活用した指導を行っており、育成期間をこれまでの半分に減らすことに成功しました。
カテゴリー詳細
執筆者
Tobii
読了時間
5分