研究/調査/レポート
執筆
Moor Insights & Strategy
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H.265のような従来のビデオコーデックと組み合わせることができる、画像のエンコード前の圧縮(ワープ)からなる、フォービエイテッドVRビデオコーデックについて紹介します。
数キロメートル離れた2台の機器間で最初のライブテストを行ったところ、5:1の圧縮率で目に見えるアーチファクトは発生しませんでした。続いて、ワープによる視認性への影響を実世界の様々なシーンで評価しました。その結果、許容できる遅延と圧縮率のパフォーマンスが明らかになりました。
圧縮率は、システムのレイテンシーに応じて4:1から7:1までのトレードオフゾーンがあり、ほぼ安定していることが確認されました。
最終的には、この視線を用いたアプローチが、既存のアーキテクチャーで実用化でき、視線を用いない静的なアプローチと比較して、高画質化できることを実証しました。視線を用いた場合は最低圧縮比5:1で使用でき、用いない場合の圧縮比3:1よりも34%(一部のユーザーで動作した7:1の場合は48%)の帯域幅の削減につながったのです。
Alexey Bezugly
Software engineer, Tobii
Dennis Rådell
Software Engineer, Tobii
Ralf Biedert
Principal Software Engineer. Tobii