研究者は視線データをどのように使っているのか？

使われ方を広く知りたい研究者におすすめ

トビーのアイトラッキング（視線追跡技術)は、世界中で多くの研究機関で活用されており、数多くの論文が発表されています。

今回は、アイトラッキングを使ったわかりやすい論文など４篇をご紹介します。ぜひ、ご覧ください。

1)　アイトラッカー活用時の様々な要素(装置自体や実験デザイン等)がデータ品質や測定値にどのような影響を与えているかを多くの事例に基づいてレビュー。
Holmqvist, K., Örbom, S. L., Hooge, I. T., Niehorster, D. C., Alexander, R. G., Andersson, R., ... & Hessels, R. S. (2023). Eye tracking: empirical foundations for a minimal reporting guideline. Behavior research methods, 55(1), 364-416.

2) 医療領域におけるアイトラッキングの研究について、診断や治療への応用、医師の診断スキル理解を主にレビューした論文。
Harezlak, K., & Kasprowski, P. (2018). Application of eye tracking in medicine: A survey, research issues and challenges. Computerized Medical Imaging and Graphics, 65, 176-190.

3) アイトラッキング技術を活用した感情認識に関する研究のレビュー。入門的な背景や現在の文献の分類的要約も紹介。
Lim, J. Z., Mountstephens, J., & Teo, J. (2020). Emotion recognition using eye-tracking: taxonomy, review and current challenges. Sensors, 20(8), 2384.

4) アイトラッキング技術を活用した数学教育に関する研究のレビュー。アイトラッキング技術を活用する事で、意識的に報告することが出来ない数学的思考の潜在的な認知過程の情報が得られる。
Strohmaier, A. R., MacKay, K. J., Obersteiner, A., & Reiss, K. M. (2020). Eye-tracking methodology in mathematics education research: A systematic literature review. Educational Studies in Mathematics, 104, 147-200.

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