Alzheimer's research

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認知機能の低下を伴うパーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症(ALS)、多発性硬化症、アルツハイマー、てんかんなどの神経疾患において、認知機能の評価や区分には難しい課題があります。最近の研究では、アイトラッキングの応用が、その課題解決につながる可能性のあることが多方面で報告されています。

ここでは、下記のレビュー論文の中でアイトラッキングの有用性に関して触れているものから、3本をご紹介します。ぜひ、ご覧ください。

Tao, L., Wang, Q., Liu, D., Wang, J., Zhu, Z., & Feng, L. (2020). Eye tracking metrics to screen and assess cognitive impairment in patients with neurological disorders. Neurological Sciences, 41(7), 1697-1704. 

1) パーキンソン病患者における認知機能障害の進行監視に、瞳孔径データが役立つ可能性を示唆した研究。 
Ranchet, M., Orlosky, J., Morgan, J., Qadir, S., Akinwuntan, A. E., & Devos, H. (2017). Pupillary response to cognitive workload during saccadic tasks in Parkinson’s disease. Behavioural brain research, 327, 162-166.

2) 会話や書字が出来ない筋萎縮性側索硬化症患者の認知機能評価に向けた、既存のツール(ECAS)にアイトラッキングを加えた研究。
Keller, J., Krimly, A., Bauer, L., Schulenburg, S., Böhm, S., Aho-Özhan, H. E., ... & Lulé, D. (2017). A first approach to a neuropsychological screening tool using eye-tracking for bedside cognitive testing based on the Edinburgh Cognitive and Behavioural ALS Screen. Amyotrophic Lateral Sclerosis and Frontotemporal Degeneration, 18(5-6), 443-450.

3) 多発性硬化症患者におけるワーキングメモリの変化を測定する際、アイトラッキングを用いたタスクを使用することで時間効率が高めるられる可能性を示唆した研究。
Clough, M., Mitchell, L., Millist, L., Lizak, N., Beh, S., Frohman, T. C., ... & Fielding, J. (2015). Ocular motor measures of cognitive dysfunction in multiple sclerosis II: working memory. Journal of neurology, 262(5), 1138-1147.

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